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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【スティーブン・ブラッドバリー】最後に逆転すればいい

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スティーブン・ブラッドバリー。この名前を聞いてすぐにピンときた人は、かなりのオリンピック好きか、あるいは一発逆転の人生を夢見ている人かもしれない。

2002年、ソルトレイクシティ五輪のショートトラック男子1000メートルで優勝した彼は、「五輪史上、最もラッキーな金メダルを手にした男」と言われている。生中継を見ていたほとんどの人が衝撃を受けたであろう、決勝のレースを振り返ってみたいと思う。

当時のブラッドバリーは世界ランク35位で、決勝に残った他のメンバーとはかなりの実力差があった。そのため先頭集団から大きく遅れて一人で追走していたのだが、結果的にこれが功を奏することになる。ゴール直前で前を走っていた選手たちが接触し、なんと全員が転倒するハプニングが発生。一人だけ後方にいて難を逃れたブラッドバリーが転んだ4人を一気に抜き去り、1位でゴールしたのである。

この奇跡的な勝ち方を称えて、オーストラリアの辞書には「漁夫の利」「棚からぼたもち」「普通では考えられない成功をなす」という意味で、ブラッドバリー("doing a Bradbury")」という言葉が掲載されているそうだ。

「人生はマラソンだ」とよく言われる。だから、最初の100メートルで1位になっても仕方がない。前半でどれだけ離されたとしても、最後の直線で一気に抜き去ればいいのだ。いつか自分の人生にも「doing a Bradbury」な出来事が起きるといいなと思う。