人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【君原健二、阿南重継】長く続けることの素晴らしさ

f:id:skipp-beat:20150904200310j:plain


日本男子マラソン界のレジェンド、君原健二さん。「東京、メキシコ、ミュンヘン」と3大会連続でオリンピックに出場し、「8位、銀メダル、5位」という素晴らしい成績を残している。

32歳で競技の第一線を退いた後も、全国各地のマラソン大会にゲストランナーとして参加。2013年の東京マラソンを3時間37分57秒で完走するなど、力強い走りは今も健在だ。

現在の目標は、2016年の「ボストンマラソン(=優勝者が50年後に招待されるのが慣例)」で完走すること。1966年に優勝している君原さんは、招待選手として出場する予定になっている。往年の名選手の元気な走りをぜひ見てみたい。

f:id:skipp-beat:20150904181731j:plain


市民ランナーの阿南重継さん。今年の東京マラソンを90歳で走破し、”最高齢完走者”となった。フィニッシュタイムは6時間45分28秒。若くても制限時間内に完走できなかったり、もっと遅いランナーもたくさんいる中で、本当に立派な記録だ。

中学を卒業後、農業に従事してきた阿南さんが走り始めたのは46歳のとき。その後、約半世紀に渡って様々なレースに出場し、マラソン経験を積み重ねてきた。

東京マラソンは、54歳の娘と28歳の孫の”家族3世代”で仲良く完走。「途中でリタイアしようとも考えたが、娘や孫の支えがあって完走できて夢のようだ」とコメントし、元気な足取りで控室に戻ったという。この「元気な足取りで」というのがまた良い。

現在のフルマラソンの世界記録は、デニス・キメット選手(ケニア)がマークした2時間2分57秒だ。誰よりも速く走れるというのはもちろん素晴らしいことだが、君原さんと阿南さんのように、1つのことを長く続けられるというのも素晴らしい才能だと思う。これからも健康長寿でずっと走り続けてほしい。