人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【ラルフ・ブライアント】偶然を味方につける

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近鉄バファローズの伝説の助っ人、ラルフ・ブライアント。

1989年に「奇跡の4連発」で王者西武を沈めて、チームのリーグ優勝に大きく貢献。「神様、仏様、ブライアント様」と呼ばれ、パ・リーグのMVPにも輝いた。このような実績から、多くの人が「ブライアント=近鉄の選手」というイメージを持っていると思うが、元々は中日ドラゴンズの二軍でくすぶっていた選手だったのだ。

当時の中日は、郭源治とゲーリー・レーシッチですでに外国人登録枠2名を使い切っていたために、ブライアントは一軍で打席に立つチャンスを一度も与えられなかった。二軍でも変化球に対応できず、来る日も来る日も三振ばかりしていたのだが、ブライアントは「中日時代は日本の野球に慣れるためには良い期間だった」と述べている。

そんなとき、近鉄の主砲=リチャード・デービスが大麻不法所持で逮捕されたことがきっかけで、急遽 声がかかりバファローズに移籍。その後、とんでもない大活躍を見せたのはご存知の通りである。

もしあのときデービスが捕まっていなかったら、あのままずっと中日の2軍にいたら、きっとブライアントはここまでの大選手にはなっていなかっただろうと思う。本当に人生というのは、何がきっかけで花が開くかわからないものだ!