人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【松本薫、長谷川滋利】書道で表彰された柔道家、ゴルフの「全米アマ」に出場する元大リーガー

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松本 書道展表彰式に出席、出産後初の公の場 既に稽古再開(7/24 スポーツニッポンより)

 柔道女子57キロ級の松本薫(29=ベネシード)が、東京都内で行われた毎日書道展の表彰式に出席した。今月13日に第1子となる長女の出産を発表した松本が公の場に姿を現すのは、昨年11月の結婚発表会見以来、約8カ月ぶり。
 書道展では大字書部に「歩」と書いた作品を初出展して佳作賞を受賞。類いまれな才能を発揮し「柔道以外で賞を獲ったことがなかったのでびっくりしてます」と喜びを語った。「自分の子は泣いていても可愛い」と目尻を下げたが、産後1カ月でトレーニングを再開。「畳の上では“野獣”でいないと勝てない」と畳上の稽古も週1、2回のペースで行っている。「書道も柔道も“道”なので極めないと。柔道は東京五輪で金メダル、書道は(佳作賞より上の)毎日賞を目指したい」と意気込んだ。


世の中には、「何をやってもできる人」がいる。本業で実力があるのはもちろんのこと、副業や趣味でも人並み以上の結果を残す。才能もあって、力の入れどころや抜きどころ、正しい努力のやり方を知っている。いわゆる”センスがいい”人。

例えば、柔道家松本薫選手(ベネシード)と元メジャーリーガーの長谷川滋利さんなんて、まさにその典型かもしれない。

松本薫選手の、この一年間の歩みを振り返ってみる>

① 昨年8月、リオ五輪女子柔道57キロ級で銅メダルを獲得
② 10月の「金沢マラソン」に出場し、3時間59分21秒で完走
③ 11月に大学時代から8年間交際していた、料理人の男性と結婚
④ 今年2月から書道を習い始める
⑤ 7月13日に長女を出産
⑥ 7月23日に「毎日書道展」の表彰式に出席(佳作賞を受賞)←今ココ!

本業の柔道で銅メダルを取り、ゲストランナー(いわば副業)のフルマラソンは、初挑戦でいきなり「サブ4」を達成。結婚→出産という女性としての幸せも掴み、このたび2月から習い始めた書道で「毎日書道展」の佳作賞を受賞した。なんてハイスペックなんだろう!

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ちなみに、これが受賞作の「歩」という文字。達筆すぎて読めない!審査員の方には、字の”スピードと勢い”が高く評価されたそうだ。「書は体を表す」という言葉があるけれど、なんとなく松本選手の柔道スタイルと相通じるものがあるような気がする。

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長谷川滋利氏、全米アマ切符獲得!元大リーガーがゴルフで快挙(7/26 サンケイスポーツより)

 ゴルフ・全米アマチュア選手権・予選会(24日、米カリフォルニア州ミッションビエホCC=6924ヤード、パー71)プロ野球オリックスや米大リーグで投手として活躍した長谷川滋利氏(48)が24日、ゴルフの「全米アマチュア選手権」の予選会を突破し、本大会(8月14~20日、米カリフォルニア州リビエラCCほか)への出場権を獲得した。
 米国に拠点を置く長谷川氏は、これまでオリックスのシニアアドバイザーを務めつつ、ゴルフの腕前も磨き続けていた。本戦で優勝を果たせば来年のメジャー「マスターズ」(4月5~8日)などに出場できる。 


メジャーリーグで9年間活躍し、現在はオリックスのシニアアドバイザーを務めている長谷川滋利さんが、ゴルフの「全米アマチュア選手権」の予選会を突破!プロ野球選手でゴルフをやっている人はたくさんいるけど、世界中のトップアマが集まる大会に出場できるなんて、これは物凄いことだ。

2015年からロサンゼルス地区のアマツアー参戦して、今季は7戦4勝。これだけのゴルフの腕前に加えて、英語もペラペラ。著書もたくさん出版していて、投資家・実業家としての顔も持っている。なんてマルチな才能の持ち主なんだ!

思い起こせば、現役時代から「知的でクレバー」な雰囲気を醸し出していたように思う。明らかに「スポーツバカ」というかんじではなかった。だからきっとゴルフも、”感覚”ではなく、”理詰め”で考えてやっているのだろう。現在48歳。あと2年たてばシニアツアーに参加できるし、これからますます活躍しそうな予感がする。

三流は趣味がない。二流は趣味を遊びだと捉えている。
一流は仕事と同じぐらい、趣味を極めようとする。
(一流役員が実践している仕事の哲学/安田正)


仕事以外の楽しみ(趣味)は、自分で探すしかない。なかなか見つからないかもしれないし、見つかったとしても、二人のように「周囲の人から一目置かれるようなレベル」にはならないかもしれない。でも、充実した人生(=花がたくさん咲いた花壇)にするために、色々なことに興味を持って、チャレンジして、種を蒔いておくことが大事だと思う。

 

松本薫選手&長谷川滋利さんから学んだこと

一流の人は仕事と同じくらい、趣味を極めようとする。

 

【船木和喜】百貨店でアップルパイを売りながら、現役を続ける金メダリスト

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「ジャンプの船木」百貨店でパイ売り 現役続行の陰で(7/23 朝日新聞デジタルより)

 スキージャンプ長野五輪金メダリスト、船木和喜さんは従来型の支援体制から飛び出し、42歳のいまも現役選手として飛び続けている。アップルパイの販売を手がける経営者としても、後進の支援に独自のスタイルを模索する。東京五輪が3年後に近づくなか、スポーツ選手を支え、育てる体制は十分なのだろうか。(※写真も同記事より引用)


7月24日で、「平昌五輪まであと200日」となった。オリンピックが近づいてくると、「あの人は今」みたいなかんじで、過去のメダリストの近況が話題になる。

1998年長野五輪で金2、銀1、合計3個のメダルを獲得した、スキージャンプ船木和喜選手の現在の様子が、7月23日の朝日新聞デジタルに掲載されていた。上記記事、続きがけっこう長かったので、簡単にまとめてみる。

■ 今も現役を続ける傍ら、アップルパイの販売を手がける経営者をしている。
■ 年に十数回は全国の百貨店を回り、催事場でアップルパイを売っている。
■ 故郷の北海道余市町産のリンゴを使って、何かできないかなと思った。
■ パイの重さは、長野五輪の金メダルとほぼ同じ。
■ 最初は信用がなくて、催事場への出店契約はすぐには結べなかった。
■ 今も売り上げは厳しい(船木選手が行かないと売れない)
■ 売り上げでジャンプをやる子供たちを支援。これまでに贈った用具は6500点以上。
■ 北海道江別市に小さなジャンプ台を手作りで整備。「子どもが競技を始めるきっかけにしたい」。
■ 12年には選手の受け皿を増やすため、北海道恵庭市の専門学校にスキー部を作った。


今は、現役ジャンパー、経営者、スキー部の指導者という「3つのわらじ」を履いて、頑張っているようだ。別にお金持ちになりたいわけではなく、生活に困っているわけでもなく、すべては「次世代の支援」のため。五輪でメダルを獲ったあと、高級車や高級時計など”私利私欲”に散財するアスリートも多いのに、その志の高さには本当に頭が下がる。

活動費用を賄うためのスポンサーも、飛び込み営業をして見つけてきたそうだ。言うまでもないことだが、船木選手は”オリンピックの金メダリスト”である。自分一人だけなら、ジャンプの解説やコーチ、講演などで十分に食べていけるはず。きっとそれが一番”楽な生き方”なのに、プライドを捨てて、時には「お前、もう終わった人間だろう」と罵言を浴びせられても、自分の足で1万社ぐらい回って資金を集める。これはなかなかできることではない。

昨年1月に現役引退を表明した、元なでしこジャパン海堀あゆみ選手が、今年5月から九州女子リーグの「熊本ルネサンスFC」で現役に復帰した。現在は慶応大学に在学中で、平日は女子サッカー部の指導をして、週末に熊本に通っているそうだ。移動の時間と労力をかけてでも、女子サッカーに恩返しがしたかった」

五輪やW杯で「世界の頂点」を極めたアスリートが、競技の裾野を広げるため、そして後進の育成のために、実に”泥臭い生き方”をしている。傍から見ると、「そこまでしなくても・・・」と思ったりもするけど、行動に筋が通っているし、一人の人間としてすごく素敵でカッコいい。

長野五輪で金メダルが取れなかった悔しさをバネにして、今も第一線で飛び続けている葛西紀明選手(45歳)も相当すごいと思うけど、現役選手のまま、次世代を支援することにも取り組んでいる船木選手(42歳)も、同じくらい”レジェンド”だと思う。彼のお店の名前は「王様の工房」。金メダルと同じ重さのアップルパイを、いつか自分も食べてみたい。

 

船木和喜選手から学んだこと

楽をしないで、泥臭く生きている人間は魅力的。

 

【大橋悠依】「竹内結子似」の美女スイマー、初めての世界水泳で銀メダル!

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大橋悠依 女子200個人メドレーで銀 日本勢初メダル「思い切っていった」(7/25 スポーツニッポンより)

 水泳世界選手権第11日は24日、ハンガリーブダペストで行われ、競泳女子200メートル個人メドレー決勝で大橋悠依(21=東洋大)が2分7秒91の日本新記録で2位に入り、初のメダル獲得を果たした。今井月(16=豊川高)は2分9秒99で5位だった。
 最初のバタフライを3位で入ると、背泳ぎで2位に上がり、平泳ぎ、自由形でも順位をキープして日本勢初のメダルに輝いた。
 ▼大橋の話 とにかく思い切っていこうと集中してがむしゃらに泳いだ。準決勝はベストではなく不安だったが、調子のいいことはわかっていたので自分を信じて泳いだ。4個メ(400メートル個人メドレー)は前半から飛ばして自己ベストを出したい。


ハンガリーで行われている『世界水泳』の女子200メートル個人メドレーで、大橋悠依選手(東洋大)が日本新記録で銀メダル!!準決勝はギリギリの8位で通過。決勝は8コースだったので、あまり期待しないで見ていたら(失礼)、まさかこんなに素晴らしいレースになるとは!

今から5年前、ロンドン五輪の女子100メートル平泳ぎ決勝に出場した鈴木聡美選手(ミキハウス)が、一番端っこの1コースからガシガシ追い上げて銅メダルを獲得したとき、「こんなことがあるのか!」と大興奮したのだけど、あのレースのデジャブかと思ったほど。

水泳では、「タイムを出している選手が強いのではなく、そのレースで勝った選手が強い」と言われるが、大橋選手はまさに「強い選手」である。初めての世界大会で、自己ベストを2秒以上縮める圧巻の泳ぎで銀メダル。レースに調子を合わせられる、本番で結果を出せるというのは、アスリートとしての大きな魅力だと思う。

大きな大会で結果を残して、顔が売れた選手は、「芸能人の◯◯に似ている」と言われたりする。例えば、リオ五輪で銅メダルを獲得した卓球の水谷隼選手は波田陽区さんに、バドミントンの奥原希望選手は横澤夏子さんにそっくりだと話題になった。このように、相手がお笑い芸人さんの場合は、当人同士がネタにしても許される(むしろ歓迎される)雰囲気があるけど、女優さんの場合はリアクションが難しい。

今年4月の『日本選手権』で大ブレイクを果たした大橋選手は、「竹内結子さん似」と新聞に大きく取り上げられた。この件に関して、本人は「後輩に竹内さんに謝れ、と言われた。散々いじられた」。調子に乗るでもなく、過剰に卑下するでもなく、なんとも絶妙なコメントである。写真を見てもわかるように、スッピンでこの美貌。これは人気が出そうだ。

今回、世界水泳の銀メダリストとなった大橋選手だが、実は2個メは本職ではない。得意種目は大会最終日に行われる400メートル個人メドレーで、今季世界ランキング1位のタイムを持っている。複数メダルだって夢じゃないあれもこれも。遅咲きの美女スイマー、21歳の輝くウルトラソウルが見たい!

 

大橋悠依選手から学んだこと

ここぞという大事な場面で、結果を出せる人は魅力的。

 

【織田裕二、中井美穂】11大会連続で世界陸上のキャスターを務める名コンビ!

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織田裕二“ボルト愛”熱弁「どういう結末を迎えるか想像つかない」(7/22 サンケイスポーツより)

 俳優、織田裕二(49)と元フジテレビのフリーアナウンサー中井美穂(52)が21日、東京都内で行われた8月4日スタートのTBS系「世界陸上ロンドン」の制作発表に出席した。2人は1997年のアテネ大会から20年にわたりメインキャスターを務め、今回で11大会連続となる名コンビ。
 毎回、熱いコメントで人気の織田は今大会がラストランとなるジャマイカのウサイン・ボルト選手(30)について「もはや陸上選手を超えたスケール。ベルリン大会での世界新記録や(韓国)テグ大会ではフライングがあったり…。今回はどういう結末を迎えるか想像もつかない!」と早くもヒートアップしていた。


8月4日から、2年に一度の夏の風物詩、『世界陸上ロンドン大会』が開幕する。大会のメインキャスターを務めるのは、11大会連続となる織田裕二さんと中井美穂さんの名コンビ。もうこの2人のいない世界陸上なんて考えられない!

MCデビューは今から20年前、1997年のアテネ大会。今年6月の『日本選手権』で短距離2冠を達成した、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手(18歳)が生まれる前から、陸上競技の魅力や感動を伝え続けてきた。

最初のころは、「さあみなさん、おまんたせいたしました!」(テンションが高すぎる)、「なぁ~にやってんだよ、為っ!」(選手へのリスペクトがない)など、奔放な発言が物議を醸した時期もあったが、今では「熱く盛り上がる織田さん」と「冷静に番組を進行する中井さん」の ”夫婦漫才” のような掛け合いが、すっかりお茶の間に定着した感がある。

私たち人間は、”接する回数が多くなればなるほど、好意を持つようになる”と言われている(※心理学用語で「ザイアンスの法則」または「単純接触効果」)。例えば、毎朝の通勤電車で顔を合わせる人や、会社のビルの守衛さん。別に友達ではないし、よく考えてみれば名前も知らないのだけど、なぜか親しみを感じてしまうのは、「同じ時間に、同じ場所で、いつも見かける」からだ。織田さんと中井さんも、この典型的な事例ではないだろうか。

二年に一度、世界陸上をテレビで見れば、いつも2人がセットで画面に映っている。これを10回も繰り返せば、当初は「素人に何がわかるんだ」「所詮はタレントだろ」と批判的な目で見ていた人も、次第に「他の人だと違和感がある」「よく勉強している」などと肯定的に捉えるようになる。

”俳優・織田裕二”の代表作といえば、『東京ラブストーリー』や『踊る大捜査線』があるけれど、今となっては「カンチ」よりも「青島俊作」よりも、「世界陸上でのキャスター姿」が真っ先に思い浮かぶ、という人も多いだろう。中井さんの相方も、夫の古田敦也さんより織田さんのイメージの方が強いかもしれない。陸連から「大会を茶化してほしくない」などとクレームを受けたり、視聴者からいろいろ言われながらも、二人で足掛け20年間、愚直にMCを続けてきたことは称賛に値すると思う。

「つづけよう。この世界で継続に勝るものはない。素質も、天賦の才も、教育も、その代わりはできない。継続と決意だけがすべてを可能にする」(『マネジメント 絶対法則40』/スチュアート・ワイアット著)


ロンドン大会は、ウサイン・ボルト選手のラストランとなる。スーパースターの”最終章”を見届けた織田さんは、いったいどんな言葉を発するのか。そして、中井さんはレインボーブリッジならぬマシンガントークを封鎖して、予定通り進行することができるのか。日本とロンドンの時差は8時間。「All my treasures」を聞きながら寝不足と戦う日々が、いよいよ来週から始まる!

 

織田裕二さん&中井美穂さんから学んだこと

継続に勝るものはない。愚直に続けていれば、やがて周囲に認められるようになる。

 

【浅田真央、小塚崇彦】座布団が頭に直撃!引退しても絵になる二人

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浅田真央さんに座布団が直撃!小塚崇彦氏と名古屋場所を観戦(7/19 サンケイスポーツより)

 大相撲名古屋場所11日目(19日、愛知県体育館フィギュアスケート女子の2010年バンクーバー冬季五輪銀メダリストで4月に現役引退した浅田真央さん(26)が観戦。横綱白鵬(32)が関脇御嶽海(24)に寄り切られ、土がついた直後、館内に舞う座布団が頭を直撃するハプニングに見舞われた。
 名古屋市出身の真央さんは枡席で、11年世界選手権男子銀メダルの小塚崇彦氏(28)と観戦。うちわをあおぎ、笑みを浮かべながら、幕内の熱戦を見守った。歴代最多に並ぶ通算1047勝がかかった結びの一番で白鵬がまさかの黒星を喫すると、観客が土俵に向かって座布団を投げ始め、真央さんの頭にも当たった。
 真央さんは今夏、ラフマニノフの曲を使った新演目「エレジー~スイートメランコリー~」をアイスショーで滑る予定。アンコールのナンバーは名曲「ウインド・ビニース・マイ・ウィングス(愛は翼にのって)」で、二つのプログラムを大阪公演(7月29~31日・大阪市中央体育館)から始まるアイスショー「ザ・アイス」で演じる。


いやー、もう何度見ても微笑ましくて、ニヤけてしまう写真である。大相撲名古屋場所11日目、横綱白鵬がまさかの黒星を喫し、観戦に訪れていた浅田真央さん小塚崇彦さんに座布団が直撃するハプニングが発生!

白鵬に勝った御嶽海も凄いし、一人だけ座布団が2枚のっている真央ちゃんも「やっぱり持ってるなぁ」と思うけど、一番「あっぱれ」なのは、この決定的瞬間をバッチリ撮っていたカメラマンである。

二人が見に来ていることがわかっていて、きっと土俵をそっちのけにして、ずっとシャッターチャンスを狙っていたのだろう。「チャンスは準備をした人だけに訪れる」という言葉があるけれど、それにしてもよく撮れている!

浅田さんと小塚さんと言えば、2006年の「世界ジュニア選手権」から帰国後の共同記者会見での、「結婚記者会見みたいだね(真央)」「うるさい(小塚)」というほっこりしたやり取りが有名だ。

あのとき、多くのフィギュアスケートファンが思った「このまま本当に結婚すればいいのに」という願いは実現しなかったが(※小塚さんは昨年、フジテレビの大島由香里アナウンサーと結婚)、今もこうして親交が続いていて、隣に並んでいる姿を見られるのは嬉しい!引退しても、やっぱり絵になる二人である。

 

浅田真央さん&小塚崇彦さんから学んだこと

チャンスは準備をした人だけに訪れる。

 

【白井晃二郎】「白井健三選手のお兄さん」の新しい門出に乾杯!

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リオ五輪の男子体操団体で金メダルを獲得した白井健三選手(写真左、日本体育大学)は、3人兄弟の末っ子で、2人のお兄さんも体操をしている。長男・勝太郎選手(右、コナミスポーツ)は14年仁川アジア大会団体金メダリストで、今も現役として活躍中。そして先日、次男・晃二郎さんが、約20年に及んだ競技人生に終止符を打った。

”兄弟姉妹”に傑出した才能を持つアスリートがいれば、その人と比べられてしまうのが世の常である。オコエ瑠偉(野球)&桃仁花(バスケットボール)兄妹のように「競技」が違ったり、宮里優作&藍兄妹のように同じゴルフでも「性別」が違うならまだしも、晃二郎さんは”世界のシライ”と同じ競技、同じ性別、ましてや自分の方が年上なのだ。「白井健三の兄」と呼ばれて、複雑な思いを抱いたこともあっただろう。

晃二郎さんは日体大を卒業後、両親が経営する「鶴見ジュニア体操クラブ」で指導スタッフとして働きながら競技を続けてきた。日体大の体操部に所属していたぐらいだから、本人も十分エリートなのに、三男があまりにも凄すぎた。ゆかで弟に勝てないのは、晃二郎さんだけでなく、世界中でほとんど誰も勝てないのだ。

現役時代を振り返ると、「9:1ぐらいでうまくいかないこと、落ち込むことの方が圧倒的に多かった」。兄弟の中で自分だけうまくならないと、ひねくれてしまった時期もあったそうだ。でも、コーチとして新たなスタートを切った今、「できない子の気持ちがわかる」というのは最強の武器になる

オリンピックに出るようなトップレベルの選手は「1を聞くだけで10のことができる」けど、体操クラブに通ってくる子供たちは、「10を聞いても3か4しかできない」選手がほとんどだ。こういう人間の大元に流れる感情(=心の痛みや苦しみ)が理解できる晃二郎さんが、将来、指導者として大成するというのは大いに有り得る話だと思う。

今は子供たちを教えるコーチ業をしながら、国際審判を目指しているとのこと。選手としては五輪に出られなかったが、審判としてならこれから出られる可能性がある。健三選手が長く現役を続けていたら、世界大会で弟のジャッジをすることだってあるかもしれない。人にはそれぞれ輝ける場所がある。白井3兄弟の次男・晃二郎さんの新しい門出に乾杯!
 

白井晃二郎さんから学んだこと

「できない子の気持ちがわかる」というのは、立派な才能の一つである。

 

【山田幸代】ラクロス女子W杯に、日本人が「豪州代表」として出場

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7月12日から英国で行われている『女子ラクロスワールドカップ 2017』。この大会に、オーストラリア代表として出場している日本人がいる。プロラクロスプレーヤーの山田幸代(さちよ)選手。知る人ぞ知る、”ラクロス界のパイオニア”である。

ラクロスという競技は、直近の5年のうち、2年以上同じ国や地域でプレーしていれば、出身地以外でも代表になることができる。08年からオーストラリアのチームに所属する山田選手は、厳しい選考を勝ち抜いて、世界ランキング3位の強豪国の代表に選ばれた。サッカーで例えると、日本人がブラジル代表(セレソン)に入るのと同じくらいの”歴史的な快挙”と言っていい。

オーストラリアに拠点を移して約10年。日本代表ではなく、豪州代表にこだわる理由は、「W杯で金メダルを取って、いつか指導者になって日本にそのノウハウを持ち帰るため」。世界一を目指せる国でプレーをした経験、見た景色、味わった思いを、母国に還元したい。決して日本を見放したとか、捨てたというわけではなく、日本のラクロスの未来のために、オーストラリア代表として戦うことを選んだのだ。

そこからの道のりは、決して順風満帆だったわけではない。最初のころは、文化の違いや言葉の壁に直面し、チームメートからパスをもらえなかったことも。そんなとき、お母さんに言われた「出る杭は打たれるけど、出すぎる杭は打たれへん。やろうと思うんやったら、出すぎてみたらいいやん」という言葉が、大きな心の支えになったそうだ。

オーストラリア人の中に、日本人が一人。こういう状況で目立つと、既得権益を守りたい人達から嫌がらせを受けたり、足を引っ張られたりするもの。出たばかりの短い杭だから打たれる。だったら、その杭を思いっきり伸ばして打たせない。チームで一番長い杭になること。「これはちょっと敵わないな」「あなたが代表に入ればオーストラリアはもっと強くなる」。こう思わせることができたら、もう誰も文句を言わなくなる。(←今ココ!)

今回、オーストラリア代表入りを果たしたことで、山田選手はルール上、もう二度と日本代表に戻ることはできなくなった。まさに退路を断ってのチャレンジ、『 女子ラクロスワールドカップ 2017』の決勝戦は7月22日。この日まで勝ち残って、悲願の金メダルを手にできるか。日本の次に、オーストラリアを応援したい。

 

山田幸代選手から学んだこと

「出る杭は打たれるけど、出すぎる杭は打たれへん」(※山田選手のお母さんの言葉)