人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【アリソン・フェリックス】世界陸上で11個目の金メダルを獲得した、美しすぎるスプリンター

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フェリックスが史上最多タイの11個目の金メダル(8/14 産経新聞より)

 アリソン・フェリックス(米国)が女子1600メートルリレーで優勝し、男子のウサイン・ボルト(ジャマイカ)と並ぶ史上最多の11個目の金メダルを獲得した。
 米国チームの第2走者として出場すると、後続を引き離し一気に流れを引き寄せた。400メートルの銅、400メートルリレーの金に続く今大会3つ目のメダルで、獲得総数は最多の通算16に。31歳は「すごい仲間と走ることに感謝しています」とチームメートを称えた。


アリソン・フェリックス選手が、世界陸上で単独トップとなる通算16個目のメダルを獲得!その内訳は、金11個、銀3個、銅2個。個人が7個、リレーが9個となっている。アメリカはリレーが強いのでメダルの数もどんどん増えるわけだが、そもそも四継とマイル、両方でメンバーに選ばれるというのが凄いことなのだ。

初めて国際舞台に登場したのはアテネ五輪(200メートルで銀メダル)。まだ18歳で、「スーパー女子高生」と言われていた。あれだけの美貌と、抜群のスタイル。スポーツの世界で若くしてスポットライトを浴びた選手が、その才能を開花させられずに消えていく例はいくらでもある。まさかそれから14年間、ずっと世界のトップで戦い続ける「本物のスーパースター」になるとは!

世界陸上のキャスターを務めている織田裕二さんは、かなりの「アリソン好き」で有名だけど、つい贔屓目に見てしまう気持ちはよくわかる。走っているときの凛々しい表情、走り終えた後の可愛い笑顔、そして何より「勝ってもまた努力する姿、負けてもまた立ち上がる姿」をこれだけ長い期間見せつけられると、ファンにならずにはいられない。

そんな彼女は、”ターミネーター級”のスタミナの持ち主でもある。世界陸上ロンドン大会では、400メートル3本(予選、準決勝、決勝)、400メートルリレー2本(予選、決勝)、1600メートルリレー1本(決勝)の合計6本を、惚れ惚れするような美しいランニングフォームで走り切った。なんてタフな選手なんだろう!

スプリント王国のアメリカなら、リレーは誰が走っても決勝にいけそうなのに、律儀に予選から登場するし、400の選手だからマイルが速いのは当然だけど、四継もめちゃめちゃ速かった。100メートルから400メートルまで、どの距離を走らせてもここまで一級品の選手は、今の女子陸上界ではちょっと他には思い浮かばない。

アテネ五輪のときはアメリカチームの中で最年少だった彼女も、気づけば31歳。リレーメンバーでは最年長となり、20代の後輩たちをまとめる“お姉さん的な役割”を担っているそうだ。時を同じくして活躍してきたウサイン・ボルト選手は、30歳で現役に終止符を打った。でもアリソン選手はもう少し見ていたいー。

そう思っていたら、全レース終了後にお兄さんのコメントが入り、東京五輪まで競技を続ける意向がある」とのこと。もし生で走りが見られるなら、どれだけチケット代が高騰しても絶対に見に行きたい。織田さん以外にも、喜ぶ日本人はたくさんいるはずだ。

それにしても「アリソン・フェリックス」って、名前がカッコよすぎだと思う。なんだか速そうだし、語呂もいい。実況がフルネームで連呼したくなるのもわかる気がする!

 

アリソン・フェリックス選手から学んだこと

タフな人間は、周囲にもエネルギーを分け与える。

 

【藤光謙司】チームを支え続けたスーパーサブ、念願のメダル獲得!

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藤光、銅獲得から一夜明け「6人で取ったメダルなんだなと実感」/世界陸上(8/13 サンケイスポーツより)

 陸上・世界選手権第9日(12日、ロンドン)男子400メートルリレー決勝で、多田修平(21)=関学大飯塚翔太(26)=ミズノ、桐生祥秀(21)=東洋大藤光謙司(31)=ゼンリン=の日本は38秒04で昨年のリオデジャネイロ五輪2位に続く表彰台で世界選手権では初メダル。今大会の日本勢のメダル第1号となった。
 アンカーを務めた藤光はメダル獲得から一夜明けた13日、ツイッターを更新。日本が銀メダルに輝いた昨年のリオデジャネイロ五輪は控えに回った経験を踏まえ、「昨年は支える側、今年は走る側。両方経験して改めて6人で取ったメダルなんだなと実感しました」と感慨深げ。「ここに立てたのも色んな方々の支えがあったからこそです。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!」と感謝の言葉をつづった。
 藤光は今大会、予選は補欠に回ったが、決勝はケンブリッジ飛鳥(24)=ナイキ=に代わって最終走者を担当。五輪、世界選手権を通じて初の表彰台に立った。レース後は「予選を通過してくれたケンブリッジ、サポートをしてくれたハキームの分まで走りたいと思っていた」と右脚の痛みで出場を回避したサニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=を含め、チーム一丸で戦ったことを強調していた。


スポーツは、努力をしても必ず日の目を見るとは限らない。でも、それをわかっていながらひたむきに努力を続けられる選手は、いざ日が当たった時には眩しいほどの輝きを放つものだ。

世界陸上ロンドン大会は、男子100メートルに出場したサニブラウン・ハキーム選手(東京陸協)、多田修平選手(関学大)、ケンブリッジ飛鳥選手(ナイキ)の3人全員が準決勝に進出した。これは、五輪・世界選手権を通じて史上初の快挙。この「最強トリオ」に加えて、リオ五輪銀メダルメンバーの桐生祥秀選手(東洋大)、飯塚翔太選手(中央大)もいる。リレーに出られるのは4人ー。

もし自分が藤光選手の立場だったら、切ない状況を予想してモチベーションが保てなくなりそうだけど、「世界大会は何があるかわからない。全ての走順で準備していた」スーパーサブとしてチームを支え続けた”プロ意識の高さ”に、心からあっぱれを送りたい。

そんな彼の、レース後のコメントがすごくよかったのである。走り終えた直後というのは、頭にまだ十分血がのぼっている、いわゆる過熱状態だと思うのだが、第一声から「予選を通過してくれたケンブリッジの分、サポートしてくれたハキームの分まで走りたいと思っていた」

リオ五輪で控えに回されて、”走れない辛さ”が誰よりもよくわかる分、メンバーから外れた2人への気遣いを忘れない。そして、インタビューの声が少し震えていたところに、一年越しで”走れた喜び”が表れていたように思う。

今大会の男子50キロ競歩で、銅メダルを獲得した小林快選手(ビッグカメラ)も、「(レース中、苦しくなったときは)僕が一人代表に入ったことで、入れなかった人が見ていると思って頑張りました」と言っていた。

人間は、普段から全く考えていないことは咄嗟に口にはできないもの。きっと、選ばれなかった実力者の山崎勇喜選手(自衛隊)や森岡紘一朗選手(富士通)の分まで、という気持ちでトレーニングに励んできたのだろう。藤光選手や小林選手の”粋なコメント”を聞くと、「やっぱりスポーツっていいなぁ」と目頭が熱くなる。

今回リレーを走った4選手が、それぞれのツイッターで銅メダル獲得を報告する際、サニブラウン選手とケンブリッジ選手を含めた6人で撮った写真を載せていた。陸上は個人競技、リレーを走るのは4人、でもリレーメンバーは6人、世界陸上は「チームジャパン」で戦っていたのだ。

ウサイン・ボルト選手の途中棄権については、残念の一言。でも、北京五輪ロンドン五輪ともにあと一歩のところで怪我に泣かされ、ようやく選出されたリオ五輪ではリレーを走れず、五輪後には引退も考えたという31歳の年長者の胸に、メダルがかけられたことは本当によかったと思う。苦労人が報われる姿を見るのは、いつだって嬉しい!

 

藤光謙司選手から学んだこと

万が一に備えて、いつでも100%の準備をしておくことが大事。 

 

【ウサイン・ボルト、モハメド・ファラー】超人たちのラストラン

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ボルト、ラストランは悲劇の結末…脚を痛めてフィニッシュできず/世界陸上(8/13 サンケイスポーツより)

 陸上・世界選手権第9日(12日、ロンドン)男子の400メートルリレー決勝で、5連覇を目指したジャマイカは、アンカーを務めたウサイン・ボルト(30)が脚を痛めてフィニッシュできず、途中棄権した。多田修平(21)=関学大飯塚翔太(26)=ミズノ、桐生祥秀(21)=東洋大藤光謙司(31)=ゼンリン=の日本は、38秒04で銅メダル。世界選手権で初のメダル獲得となった。英国が37秒47で優勝した。
 衝撃の結末だった。会場を埋めた6万人の視線を独り占めしたボルトに異変が起きた。最終走者としてバトンを受け取り走り出すと、数歩で脚がよろめいた。どよめきが起きる中、再び走りきることはできず。フィニッシュラインを越えないまま、落胆の表情で競技場を去った。
 五輪、世界選手権を通じて初めて予選から登場したことが影響したのか。英国、米国、日本と先頭を争う位置でバトンを受け取り、一気に抜け出すシーンを誰もが予想していたが、想定外の事態が待っていた。
 個人種目の100メートルで手にできなかった金メダルはおろか、表彰台にさえ届かず。トラックにうつぶせになり、両手で顔を覆った人類最速の男は不本意な形で数々の伝説を刻んだトラックに別れを告げた。


スポーツは「筋書きのないドラマ」だと言われるけど、まさかこんな結末になるとは。地元のイギリスがアメリカを破って優勝したことや、日本がリオ五輪に続いてメダルを獲得したことが霞んでしまうくらい、衝撃のラストラン。スーパースターがトラックに突っ伏して顔を覆う姿に、涙が止まらない。

気温が低いロンドンの夜、招集所で長時間待たされて筋肉が冷えたことや、ファンサービスも兼ねて昨日の予選から登場してくれた(いつもは決勝のみ)ことが、大きな体に負担をかけてしまったのだろうか。

自分の中のボルト選手は、いつも明るくて陽気なイメージ。悲劇やバッドエンドなんて似合わない。だから、今大会も100メートルとリレーできっちり2冠をとって、有終の美を飾るものだと思っていたのに・・・。

今回は200メートルにも出場しなかったし、もしかしたらもう全盛期のパフォーマンスはできないことや、体に限界がきていることを悟っていたのかもしれない。”絶対王者”のままで引退してほしかったけど、一方でこれもまた人生なのかと思ったりもする。

 <世界陸上エドリスV ファラー4連覇逃す 男子5000(8/13 毎日新聞より)

 陸上の世界選手権は第9日の12日、ロンドン競技場で男子5000メートル決勝があり、ムクタル・エドリス(エチオピア)が13分32秒79で初優勝した。モハメド・ファラー(英国)は13分33秒22の2位で、4連覇を逃した。


そして、トラック種目のラストランを飾れなかったのが、モハメド・ファラー選手である。五輪と世界選手権での「5大会連続2種目制覇」は、あと一歩のところで達成できなかった。3人でずっと囲むようにして走っていた「チームエチオピア」の作戦勝ち。ラストは無敵というイメージがあったけど、1万メートルがかなりのハイペースだったから、疲労が残っていたのかもしれない。

個人的に去年、TBS『オールスター感謝祭 2016秋』の名物コーナー、「赤坂5丁目ミニマラソン」を見に行って、彼の走りを目の当たりにしている。目の前を4回通ったのだけど、あまりにも速すぎて背中やお尻の写真しか撮れなかった(カシャッとなる前に通り過ぎてしまう!)。

あんなに凄かったファラー選手でも、万全な体調でなければ世界大会で金メダルは獲れない。つくづく、スポーツには予定調和がないんだなぁと思う。

この2人の結果を見て改めて思うことは、「勝ち続けることの難しさ」。誰だって、歳とともに体力は衰える。これまでの実績があまりにも「人間離れ」している分、負ける日がくるなんて想像もできなかったけど、最後の最後でこういうことになって、やっぱり彼らだって「生身の人間」だったんだと、少し親近感を抱いた”超人たちのラストラン”だった。

 

ウサイン・ボルト選手&モハメド・ファラー選手から学んだこと

有終の美を飾れない=人間味のある終わり方。 

 

【藤田菜七子】20歳のバースデーを迎えた女性騎手

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藤田菜七子「うれしい」20歳誕生日ケーキに笑顔(8/9 日刊スポーツより)

 藤田菜七子騎手(根本)が9日に20歳の誕生日を迎え、報道陣からフルーツケーキが贈られた。
 気温30度を超える猛暑の中での調教を終えたばかりだったが、ケーキを見るや「すご~い、うれしい!」と、まばゆいほどの笑顔を見せるなど疲労も吹き飛んだ様子。先週土曜から新潟、盛岡で3日間連続勝利を記録して10代ラストを飾った。
 藤田騎手は「先週は結果を出すことができて安心しました。夏競馬ではなかなか勝てなかったので、すごくホッとしています。気を引き締めて、たくさん騎乗依頼をいただけるよう頑張りたい」と決意を新たにした。


今日(8月9日)は、藤田菜七子騎手の20歳の誕生日!JRA16年ぶりの新人女性騎手としてデビューしてから1年半、”ハタチ”という人生の節目を前に、「これまでの振り返り&今後の抱負」を語ったロングインタビューがスポーツ紙に掲載されていた。

まず、デビュー当時の”菜七子フィーバー”については、競馬学校を卒業したばかりで、何が何だか分からない状態」「ありがたい半面、なぜこんなに取り上げられるのだろう?という気持ちだった」。1年目は6勝したが、注目してもらっているのに勝てないという焦りが常にあったそうだ。

おそらく、自分が「人気先行型」であることをわかっていて、現時点での実力がそれに見合っていないことも自覚していた。だからこそ、「結果を残したい」という思いが人一倍強かったのだろう。そんな精神的に苦しい時期を乗り越えられたのは、「他の人と比べても仕方がないと、ふと気付いたんです。そうしたら、スッと変な力が抜けました」

小さい頃からずっと憧れていた”騎手”に、今自分はなっている。ジョッキーは本当に魅力的な仕事。誰にも負けたくないけど、人と比べても意味はない。他の人ができないことを、ひとつでも見つけること。そして、自分らしく頑張ろうー。

最近、将棋界で注目を浴びている藤井聡太四段については、「私は久しぶりの女性ジョッキーで(メディアに)取り上げてもらえましたが、藤井くんは活躍して取り上げられている。私は今も結果を出せていないし、もっと頑張らなきゃという気持ちが強くなっています」。

若くしてスターに祭り上げられると、勘違いして伸び悩むアスリートも多いけど、藤田騎手はしっかりと地に足がついている感じがするので、素直に応援したくなる。本人も「女性」だからではなく、「一人の騎手」として取り上げられたいと思っているはずだ。

ちなみに今日(8月9日)は、タレント・黒柳徹子さんの84歳の誕生日でもある。さすがに80代まで・・・とは言わないが、20代も30代も、これからも末永く活躍してほしい。ハッピーバースデー!!!

 

藤田菜七子騎手から学んだこと

人と比べない。自分らしく頑張ることが大事。

 

【佐野滋紀、小田幸平、和田一浩】「サントリードリームマッチ」でお約束の大乱闘!

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【ドリームマッチ】“ピッカリ投法”佐野ら、ハゲ5人が乱闘「豊田議員は見てないでしょうね」(8/7 スポーツ報知より)

サントリー ドリームマッチ2017 ザ・プレミアム・モルツ球団―ドリーム・ヒーローズ(7日・東京ドーム)
 ドリームマッチ中盤のお約束芸が6回に繰り広げられた。ドリーム・ヒーローズは6番手の佐野滋紀(49)が登板。振りかぶる際に帽子が脱げてハゲ頭が見える“ピッカリ投法”を披露した。捕手・小田幸平(40)もマスクを脱いでハゲ頭を披露した所で、モルツ球団は代打・和田一浩(45)を投入。和田もヘルメットを脱いで頭皮をみせた。
 実況の徳光和夫アナ(76)は「まさか豊田議員は見てないでしょうね」と「ハゲ暴言」で話題になった豊田真由子議員(42)を引き合いに出すブラックジョークで笑わせた。ワンバウンドの投球をストライクと判定され、和田はヘルメットをたたき付けて球審に抗議。すると鈴木球審もマスクを脱いで頭を披露。さらに一塁の大和塁審も帽子を脱いで、ホーム周辺で5人のハゲが小競り合い。今年は審判を巻き込んだ“佐野劇場”となった。和田は空振り三振に倒れた。徳さんは「乱闘になってもけがなくてよかったですね」と言って締めていた。


Youtubeに動画が上がっていたけど、何度見ても笑いがとまらない!8月7日に行われた『サントリードリームマッチ』で、OBの佐野滋紀さん・小田幸平さん・和田一浩さんが、「ハゲしい乱闘騒ぎ」を起こした。3人の共通点は、写真を見れば一目瞭然である。

佐野さんの”ピッカリ投法”はわりと有名だし、小田さんは元々”お笑い要員”のようなかんじだけど、すごく真面目そうな和田さんまでもがノリノリでやっているのがたまらない!しかも、今年は審判2名も巻き込むという芸の細かさ。実況の徳光さんの「まさか豊田議員は見てないでしょうね」というタイムリーな時事ネタもナイスだ。

今から数年前に、自分もこの大会を観戦しに行ったことがあるのだけど、現地の雰囲気は本当に最高!往年のスターたちはみんな楽しそうに野球をしていたし、「昔の張本は・・・」「王が現役の頃は・・・」などと、お年を召した方々が思い出話に花を咲かせているのもなんだか微笑ましくて、ビールがかなりすすんだ記憶がある。

2015年の漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』で優勝した、お笑いコンビ・トレンディエンジェル。結成当初は普通のコントをやっていたのだが、先輩芸人から「ハゲているのに、なんでそれを活かしたネタをやらないんだ」とアドバイスを受けて、二人の共通の特徴を前面に出した「ポジティブな自虐ネタ」をやるようになった。

トレエンの2人や乱闘3人衆は、本来なら「笑ってはいけない」はずのコンプレックスを、「笑ってもいい」という楽しい空気感に変えているところが素敵だと思う。『ドリームマッチ』での乱闘騒ぎは、いまや毎年恒例の”お約束”になりつつある。何かと世知辛い世の中だけど、こういう”明るい”ニュースは何度見てもいいものだ!

 

佐野滋紀さん&小田幸平さん&和田一浩さんから学んだこと

コンプレックスを笑いのネタにする。

 

【木村沙織】引退後、表舞台に出ないことにした理由とは?

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元バレー日本代表・木村沙織さん「私の中でバレーをしていた木村沙織はいない」(8/5 スポーツ報知より)

 元バレーボール日本代表木村沙織さん(30)が4日放送の日本テレビ系「アナザースカイ」(金曜・後11時)に出演。現役時代に遠征で訪れた思い出の地・スイスを訪れた。
 今年3月に現役を引退。現在は「私の中ではバレーをしていた木村沙織はいなくて。外の人って感じです」などと明かした。また今後の活動についても「表側より裏にいる方が好き」と話し、リポーターなどでバレーに携わることは「目指していないです」と話した。
 「バレーボール大好きだし、バレーはこれからも応援していきたいって思っています」と木村さん。バレー界への貢献については「チケット買って。そういうことで貢献していきたい」と話していた。


8月4日に放送された、元バレーボール日本代表木村沙織さんがゲストの『アナザースカイ』。彼女の性格の良さがこれでもかというほど滲み出ていて、本当に”神回”だったと思う。

昨年、ビーチバレーの日高裕次郎選手と結婚し、”専業主婦歴4ヶ月”。「起きて練習しない日は最高!」と笑っていた木村さんだが、22年間の選手生活では数えきれないほどの栄光を手にしてきた。

① 小学6年で東京新聞杯優勝
② 全日本中学校バレーボール選手権大会優勝
春高バレー優勝2回
Vリーグ優勝4回
⑤ トルコカップ、トルコリーグ優勝
⑥ 欧州チャンピオンズリーグ優勝
ロンドン五輪で28年ぶりのメダル獲得
⑧ 個人でのオリンピック最多出場記録(4回)


MCの今田耕司さんからも「全部優勝やん!」と言われていたけど、まさに”優勝請負人”というかんじ。こんなにもすごい選手なのに、普段は「全日本のエース」というポジションにはおよそ似つかわしくない”ほんわかしたオーラ”があって、発言も少し天然っぽくて、プレーとのギャップに惹かれた人も多かっただろう。

この番組でも、「モント・・・モントルー大会だっけな、なんかそーゆー大会」(※正しくは「モントルーバレーマスターズ」)と10回以上も出場しているスイスの国際大会の名前を覚えていなかったり、以前、何かの映像で見たのだけど、木村さんの東レの寮の部屋には、世界バレーでとった銅メダルがベッドのフレームの角の部分に無造作にかけられていた。こういう細かいことを気にしない大雑把な性格も、”サオリン”の魅力の一つである。

今年3月、惜しまれながら現役を引退。木村さんほどの知名度や人気があれば、セカンドキャリアもメディアから引っ張りだこだろうに、本人が選んだ道は「表舞台に出ない」。その理由とはー。

■ どっちかというと、表側にいるよりも裏にいる方が好き。
■「今日はお疲れ様でした」ってマイクを向けるリポーターは(自分にとっては)表。イメージが沸かない。
■ 現役の頃から、自分にばかり注目が集まることに違和感があった。
■ バレーは一人ではできないスポーツ。みんなの繋がりが大事なスポーツ。全員の愛が1点となる。思いやりの連鎖。
■ 最後の1点は決めた人の点数じゃなくて、みんなの点数。
■ いいレシーブやいいトスがあるから、いいスパイクを打てる。一人じゃできない。
■ ”エース木村沙織”って言われるけど、「みんなでやってるのにな」っていう思いがずっとあった。
■ 今、バレーに携わってしまうと、自分に取材がきてしまう。「もっと選手を撮ってあげて」って。
■ 古賀紗理那選手(NEC)に対しても、「木村沙織2世」とかそんな風に言わないでほしい。


表舞台に立たないことにしたのは、「現役で頑張っている選手たちの邪魔をしたくない」から。バレーボールが嫌いになったわけじゃない。でも、自分が表に出ると、どうしても注目されて目立ってしまう。バレーボールは繋ぐスポーツ。もう次の世代にバトンは繋いだから、これからは観る側に回る。「会場でいっぱい応援したい。ちゃんとチケットを買って、そういうところで貢献したい」

きっと木村さんは、自分が周りからどう見られていて、どんなふうに振る舞えばいいのかがよく分かっているのだと思う。いつだって優先するのは、「自分がどうありたいか」ではなく「自分はどうするべきか」。それを考えて行動できる、”本当に心の優しい人”なのだ。元全日本のエースが「これからは表に出ない」というのは、バレーボールファンにとっては寂しいことだけど、謙虚で控えめな彼女の人間性がよく出ている決断だと思う。

2003年、17歳のときから日の丸を背負い続けること13年。人生の早い時期からスポットライトを浴びた分、しんどいことも人一倍多かったはず。「失われた青春を取り戻せ」じゃないけど、しばらくは旦那さんと穏やかな生活を送ってほしい。愛犬や料理の写真がたくさん載っているインスタグラムを見ると、今はとっても幸せそうだ。

木村沙織さんから学んだこと

アスリートの「引き際」には人間性が出るもの。

 

【谷元圭介、宇良】「小よく大を制す」を体現している2人

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日本ハム・谷元が金銭トレードで中日に移籍「正直、驚いています」(7/31 サンケイスポーツより)

 日本ハム谷元圭介投手(32)が中日に金銭トレードで移籍することが31日、発表された。三重出身の谷元は2009年ドラフト7位で日本ハムに入団。通算341試合に登板。中継ぎの軸として2014年からは3年連続で50試合以上に登板し、昨年の日本シリーズでは胴上げ投手になった。今季も36試合で0勝2敗、防御率3・31。7月の球宴にも初出場した。
 球団を通じ、「正直、驚いています。気持ちを整理するのは難しいですが、必要とされて移籍するからには頑張るしかないと思います。一番の思い出はやはり、昨年の日本シリーズでマウンドに上がれたこと。ファイターズに入ったからこそ、今の自分があるのは間違いありません。8年半、ありがとうございました」とコメントした。


昨年の日本シリーズの胴上げ投手で、今年のオールスターにも出場した「バリバリの主力」をシーズン途中に放出。しかも金銭トレードで。メジャーリーグではよくある話なのかもしれないけど、本当にビックリした。

谷元選手は現在32歳。年俸は1億円で、国内FA権を取得済み。今季の優勝の可能性がほぼなくなったこともあり、先手を打ったのだろうけど、ファン心理としては「なんだかなぁ」と思ってしまう。

最近は、ダルビッシュ有選手(196センチ)や大谷翔平選手(193センチ)など、大柄なピッチャーが増える中、谷元選手は身長167センチ。球界で3番目に背が低い小さな大投手は、最速150キロのストレートとその投げっぷりの良さで、幾度となくチームのピンチを救ってきたのに・・・。

今回のトレードで唯一の救いは、移籍先が中日だったということか。地元(三重県)に近いチームだし、家族や知人も頻繁に試合を見に来ることができる。本人も、小さい頃はドラゴンズファンだったそうだ。栗山監督が「なんで谷元を放出したんだ!」と地団駄を踏んで悔しがるくらい、大活躍してほしい。

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宇良、横綱日馬富士破り涙の初金星「信じられない」(7/17 デイリースポーツより)

◇「大相撲名古屋場所・9日目」(17日、愛知県体育館
 前頭4枚目の宇良が横綱日馬富士に挑み、とったりを決めて初金星を得た。宇良は6勝3敗、日馬富士も6勝3敗となった。立ち合い、低く出ていくと左へ動きながら相手の右腕を抱えて回り込み、日馬富士を土俵にはわせた。大歓声の中、勝った宇良がぼう然としたような表情になっていた。
 殊勲のインタビューに「自分の相撲を力出し切ることで精いっぱいだったので嬉しいです」と答えていた宇良だが、心境を問われると次第に涙声に。「もうちょっとはい。信じられないですね。ちょっと(言葉が)出てこないですね」と絞り出し、何度も涙を拭った。


そして、大相撲で小兵ながら大活躍を見せているのが平幕・宇良関である。今年7月の名古屋場所では、横綱日馬富士から”涙の初金星”を挙げるなど、大いに土俵を盛り上げた。鮮やかなピンクのまわしが、実によく似合っている。

宇良関は174センチ、137キロ。身長は幕内で下から3番目、体重は下から4番目ということだ。同じ格闘技でも、柔道やレスリングは体重別になっているのに、大相撲はいわば「無差別」。それゆえに、かつての千代の富士さんや舞の海さん、宇良関のような小兵力士は、判官贔屓でつい応援したくなってしまう。

個人的に、宇良関の存在を初めて知ったのは、『マツコ&有吉の怒り新党』(※17年3月で放送終了)の「新3大 宇良和輝のマンガみたいな取組み」という特集を見たときである。”居反り”や”伝え反り”といった、大相撲ではめったに見られないアクロバティックな技を繰り出す力士、として紹介されていた。この番組では、ブレイク前の羽根田卓也選手(カヌー)も取り上げていたし、スタッフの”先見の明”が素晴らしいと思う。

どの競技でも、基本的には”体の大きな人”や”身長の高い人”が有利なことが多いけど、いつも大きな人だけが勝つ戦いは、見ていて面白くない。体格に恵まれないアスリートが、大きな相手に臆することなく立ち向かって、「小よく大を制す」というのはスポーツの醍醐味の一つである。谷元選手と宇良関の活躍は、小柄な子供たちの励みになっているはず。これからも”小粒でもピリリと辛い”2人に注目したい。

 

谷元圭介選手&宇良関から学んだこと

小柄な選手や力士は、判官贔屓で応援したくなる。